それでも思う
母が生きていたら
と
母は私が23歳になって直ぐに
逝ってしまった
闘病の末のことだった
当時は
誰にも言わなかった
本当に苦しいことを
人は誰かに言うのだろうか
当時は告知ということはしなかったので
母の前では
大した病気ではないと
いつも通りに過ごす
しかし
もちろん母も分かっている
母がいなくなってから
仕事をし
結婚をし
子供を産み育てた
若さなのか
夢中だからなのか
忙しさからなのか
あっという間に時間が過ぎた
最近
歳上の友に孫が産まれ
その話を聞く度に
ああ
母が生きていたら
と
今までで感じたことがないほど
寂しくなる
こんな私は嫌いだ
どんなに考えても
変わらないことを
グズグズとするのは
嫌いだ
時間には限りがある
気持ちを切り替えよう
さあ
歩こう
Petite Étoile カトリーヌ
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